LinuxへのVMware Toolsの導入

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VMwareを使用している環境で、Linuxの仮想サーバを構築した際に、VMware Toolsをインストールする必要があるのですが、その手順を明記しておきます。

Windowsの仮想サーバでしたら、VM管理画面からインストールすれば、半自動でインストールが完了するのですが、Linuxはそうはいきません。Linuxも管理画面からインストールを実行して、仮想サーバにログイン後、マウントしてインストールする方法がよく紹介されていますが、ここで紹介する方法ですとそのような手順は不要です。またLinuxの仮想サーバを最小インストールしていた場合、実行するプログラム(perl)がインストールされていなくてVMware Toolsのインストーラが実行できないことがあり、わざわざ不要なパッケージをインストールしないといけません。

そこで、一発でインストール完了するのが、open-vm-tools というパッケージになります。
こちらは、VMware Toolsのオープンソース化されたもので、rpmやdnfなどで管理ができるため、その他のパッケージと一緒にアップデートができますし、管理も容易です。

具体的な手順は、

# dnf install open-vm-tools

でインストールが完了します。その後、有効にするためにOSを再起動します。
自動起動する設定はデフォルトで有効になっていますが、インストール直後は自動で起動しません。

OSの再起動が完了しましたら、VMの管理画面から、シャットダウンなどの操作ができることや、VMware Toolが導入されていない警告が出ていないことを確認します。

VMwareを使用している方は少ないかもしれませんが、ググると面倒な手順の方ばかりが上位に出てくるので、紹介しておこうと思った次第です。どこかでお役に立てれば幸いです。
本日はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。