今回は、「みんなのおうちに太陽光」の議題について備忘録を残しておきます。意外とこの疑問に答えてくれているサイトがなく、私自身も困りましたので、お役に立てば幸いです。
きっかけ
まず、我が家の状況からお伝えしますと、太陽光発電を付けて早10年が経過しようとしていました。太陽光発電は問題なく稼働しており、買取金額が安くなる卒FITについてどうしようか考えておりました。
ちょうどその時、兵庫県ローカルのNHKで、兵庫県の9市町が太陽光に関する協定を結んだ、といったニュースを見たのが最初に知ったきっかけです。なんとなく、市が仲介してくれるなら安心だし、たくさんの人と共同購入をするので安くなる、ということでこれは良さそう、と直感的に思いました。
それから、いろいろネットで調べて、我が家はすでに太陽光があるので、蓄電池をつける方向で検討を進めることにしました。
結論から…利用せず
まず結論から。みんなのおうちに太陽光に申し込み、現地見積もりまでしましたが、利用はしておりません。理由は、ネットで太陽光の合い見積もりができるサイトがあるのですが、そちらで「念のため」合い見積もりしましたところ、(たまたま)同機種同型番で見積もりがあり、しかも12万円近く安い見積もりが出てきた為です。
ご参考までに、私が利用したのは以下のタイナビさんです。
具体的にどうだったか
みんなのおうちに太陽光の現地見積もりに来られた担当者は丁寧な方で、特に悪い気はしませんでしたし、合い見積もりの結果、不採用と伝えた際も粘ることもありませんでした。が、なんとなく、みんなのおうちに太陽光の業者は、取り付け不可や失注による採算も含めたうえで、共同購入の金額を出しているのだろうな、と思いました。(まぁ当たり前といえば、当たり前ですが)
ですので、たくさんの方と共同購入しているからと言っても、決して「安くはない」です。
また、ネットや紙媒体で広告も結構出しておられるようでしたので、それも価格に反映されていると思います。実際、募集を締め切った後に、概算の見積もり価格が提示され、そのあとに現地見積もりを申し込むかどうかを判断するのですが、そこで迷っていた時に、はがきでわざわざ通知までしてくれました。細かいところですが、そういった部分も費用が掛かっていると思います。
あと、サイトの作り、ネット広告等からも判断して、それなりに費用をかけているかと思われます。
令和4年度の共同購入の登録世帯数は、2629世帯もあったようですが、どのくらい見積もりに進み、どのくらい採用されているのかはわかりませんが、もっと上手く出来れば、もっとお互いがメリットがあるのになぁと感じました。
あと、一番残念だったのは、市の対応です。各市長がずらりと並んで、協定のサインをしているシーンをテレビで見ましたが、今回の一連の流れの中で、特に市が出てくることはありませんでした。せいぜい市の広報にチラシをいれたり、記事に掲載するレベルです。せめて太陽光導入を市として促進するのであれば、補助金なり、担当者によるフォローなどの連携等があっても良いのではないかと思いました。東京都は蓄電池に最大60万円の補助金を出すとの情報もあり、やはり本気でやろうとしている所はスケールも大きいと思いました。(市ではなく都になっちゃってますが)
市が紹介しているものだから何だか期待(安心感)を与えてくれますが、実際何もしてくれていないので、たぶん業者とトラブっても我関せずなんだろうなと感じました。(実際はどうかわかりません)
まとめ
とりあえず、しつこい押し売りもありませんし、申し込んで見積もりまでは無料なので、やってみても良いとは思いますが、合い見積もりは絶対にしましょう!(すくなくとも3~5社は必ず)
また市が推進しているので安心感はあるように見えますが、期待はしない方が良いと思います。市はやってる感を出しているだけで、もっと導入しやすいように補助金を出すといった動きもありません。
以上、ご参考になれば幸いです。